旅の記録と記憶、

日本国内、東西南北、処々方々を巡る、

四国の旅・愛媛県;伊予宇和 「申義堂」

 四国の旅・愛媛県;伊予宇和 「申義堂」   、





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宇和町・申義堂




開明学校 申義堂に隣接した建物でそちらは重要文化財となった建物





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法華津の峠から、峠を下ると田園文化の町・宇和町に達する。
藩政時代・宇和島藩に属し、純農村地帯として藩の米倉の役目を果たしていたらしい。

又、宇和町の国道を右に、古風な中町の町並みが整然としている。 
幕末から明治初期、宇和島街道の宿場町として栄えた面影を残している。
その北の一角に、外観洋式の「開明学校」がある。 

明治15年に建築された西日本最古級の現存する小学校舎で、モダンな校舎は国の重要文化財に指定されている。
尤も、明治5年の学制発布以前に、開明学校の前身である「申義堂」というのが、既に開かれていたという。


シーボルト(ドイツの医学者、動、植物学や民族学者、出島のオランダ館長、日本に深い理解者)の弟子蘭学者・二宮敬作と彼に師事した高野長英(陸奥・水沢出身、江戸後期の医者・蘭学者)、村田蔵六(山口・周防出身、後の官軍総督・大村益次郎)、シーボルトの娘・お稲などが学んでいたといい、明治以前から学問が盛んな土地柄であった。 

現在は教育資料館として私塾時代の教科書など数千点を展示している。



因みに長野県松本市松本城(黒城といわれる国宝)近くにある日本最古といわれる校舎・「開智学校」とは親善友好、文化財保護、教育文化等の進展に寄与し合おうと、「開明学校」とは姉妹館提携を結んでいるという。

宇和の町外れ北部に、昨今、松山道も開通している、その松山道に乗る。南海の僻地も今では近くなった。


次回、大州城

  
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