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旅の記録と記憶、

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17、世界遺産;厳島神社の概説 「清盛の政治とバランス感覚」


  17、世界遺産厳島神社の概説 「清盛の政治とバランス感覚」  




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政治と美的感覚の不思議なバランス

海面に社殿を浮かべるというアイデアは、まったく奇想天外ではあり、忠盛の時代から日宋貿易を積極的に推進し栄えてきた「海の平家」にふさわしいものといえる。

このアイデアを思いついたとき、完成後の社殿の姿を、清盛がどのくらい正確にイメージしていたのかは不明だが、おそらく彼自身が驚嘆するくらいの出来栄えだったに違いない。  

もし、清盛がただ乱暴なだけの政治家であったなら、このような格調高く華麗な建築を作り出せたであろうか、此処には威圧するような押しつけがましさはなく、均整のとれた美があり、自然との調和があるのです。

これがあの入道相国と言われる清盛の発案かと思えるほどであり、あれほど精力的な政治活動をしながら、一方でこのような歴史的文化事業を成し遂げる、そのバランス感覚には感服するほかはないであろう。
 
また後年、※ 清盛が奈良を焼き討ち にしたことから、清盛は信仰心のない人間であると思われているようだが、そのような悪世評も否定すべきものといえるでしょうし、清盛の厳島に対する思い入れは、まさに“熱狂的”といってもよい程のものがあり、平家の精神的支柱として一門をあげて尊崇していたのである。


※ 清盛が奈良を焼き討ち 

因みに、平安期の頃は平安仏教(比叡山延暦寺)と奈良平城の南都六宗(なんとろくしゅう/・りくしゅう)とは常に対立関係にあった。

ある時、奈良の僧兵を懲らしめようと、平重衡が周辺の民家近くで「かがり火を焚け」という意味で「火を出せ」と言ったのを、部下が「放火せよ」と誤解して、あたりの民家に火を付けてしまい、この火が折からの風にあおられ燃え広がったことから、東大寺興福寺をはじめ多数の寺院が焼失するという、日本仏教史上未曾有の大事件となったものです。 
これは清盛にとっても予想外のことで、ここで「仏敵」の名をとったことが、平家政権には致命的な打撃となりました。

(このへんの「平家物語」の描写は非常に具体的で、関係者の供述調書等なんらかの公的記録文書を参照している模様とされています)


次回、 「清盛と平家納経」





  
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