四国の旅・愛媛県; 伊予大洲 「長浜大橋」
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河を渡った大洲の街並みも静かな落ち着いた佇まいである。
肱川(ひじかわ)が、この地区で大きく湾曲していて、そのため古くは河湊としての「津」(湊、港)があり、克っては大津と呼ばれていた。
ところが、赴任してきた脇坂安治が出身地の近江・大津と紛らわしいので「大洲」としたといわれる。
この湾曲した川州を利用して城下への交易、流通を盛んにし、商家として大いに発展した。
更に上流(現在の肱川町あたり)からは筏流しや川船で木材や木蝋などの特産品を水運していた。
肱川の河口に架かる、跳ね上げた状態の長浜大橋(赤橋;長浜町)
愛媛県を代表する川でもある肱川の河口に長浜町(現大洲市)があり、この河口に珍しい橋が架かっている。
長浜大橋、通称「赤橋」と呼んで地元民は親しんでいる。
架橋当時の旧長浜町は、秋田・能代(秋田杉・・)、和歌山・新宮(熊野杉、桧・・)とともに日本三大木材集積地として繁栄。上流から運ばれる木材を機帆船で京阪神地区へ出荷していた。 その際、上流に造船所や木材等の物資を運ぶ機帆船が航行することから、開閉式の橋が建設されたといわれる。
この橋は一部が動いて船を通す可動橋であるという。
一般に、可動橋の方式には三種類あって、一つは橋桁が跳ね上がる「跳開橋」で、赤橋はこのタイプである(バスキュール式)、二つ目は橋桁が旋回する「旋回橋」(日本三景の一つ「天橋立」に架かる小天橋回旋橋)、三つ目はエレベータのように上下に動く「昇開橋」である。
跳開橋には、東京の勝鬨橋(かちどきばし)のようにハの字型に開く橋もあるが、赤橋は片方だけが跳ね上がる。
次回、大洲 「長浜大橋」(Ⅱ) 、
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