平成日本紀行(132)久住 「久住高原」
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九州地方の皆さん、此の度の大震災に謹んでお見舞い申し上げます。
(この記事は震災以前のものです)
『九州紀行』は以下にも記載してます(主に写真主体)
「九州紀行」; http://orimasa2009.web.fc2.com/kyusyu.htm
「九州紀行」; http://sky.geocities.jp/orimasa2010/
平成日本紀行(132)久住 「久住高原」 ,
竹田藩・中川侯の「入山公廟大船山」・・? 、
牧の戸峠(1330m)は別府と阿蘇を結ぶ「やまなみハイウェイ」(県道11号線)で最も高所(標高1,333メートル)に位置する峠で、久住山への登山口でもある。
展望台からは九重連山が眼前に聳え、北側に長者原、飯田高原が広がり、南に久住高原の大草原が広がる。
春から秋には四季折々の草花が山々を彩り、冬にはあたり一面に霧が発生して幻想的な“霧氷”の世界になるという。
それにしても飯田高原、久住高原の両大草原が広がる九重(久住)の山系、遠くに望める阿蘇連峰に広がる大平原と合わせて、九州の極めて特異な山容に感嘆するばかりである。
牧戸峠から急坂を大曲しながら下ったところが瀬の本高原である。 地図上では三愛高原とも記載されている。
大きく波打つ丘陵状の高原地帯で、草原が広がっている側ら所々に密集して杉や桧などの常緑樹が茂っている。
丘陵の合間をぬって、曲がるくねった道が走り交差している。
初めの交差は県道40号線で右方向は有名な「筋湯」や「湯坪」の温泉郷を通り、九酔峡といわれる景勝地から九重の町へ到る。 所謂、やまなみハイウエイの西側、高原の麓を走る温泉と景勝の観光ロードである。
次に十字に交差するのは国道442号線、日田往還道路である。
一昨日、訪れた黒川温泉はこの右方の先にあり小国から日田へ通じ、左は久住から竹田へ到る。
直進はやはり先日通った阿蘇外輪山、城山展望所から一の宮の阿蘇神社から阿蘇山直下の遊興地「仙酔峡」に到る。
又、ここは二県四町がまたがる、行政区域の分岐点でもある。
大分県の九重町、久住町と熊本県の南小国町、産山村と何れもお馴染みで懐かしい地名である。
交通、町域が交差する要となる場所であり当然、土産物売り場やレストランなどがある。
中でも赤い屋根の三愛レストハウスは立地が良く、観光客のよい休憩所となっていて賑わっている。
レストハウスの裏に大規模な三愛高原オートキャプ場もある。
又、このあたりは九重火山帯、阿蘇火山帯のハザマに当たり、地下の高温のエネルギーが存在し周辺各地に温泉も多く湧き出していることは承知である。
実はもう一つの分岐点もあった、有料道路・久住高原ロードパークといい、R442の竹田方面とほぼ並行して走っている。
帰路に、胡散臭そうなおばさんに500円の料金を払って、この有料道路を走ってみた。
普通の何の変哲も無い道路で、しかも7~8kmの短い距離であった。
どうして有料なの・・?とある種の疑問をもったが、この地は観光要所への分岐点でもあり、一種のR442のバイパスかなと納得もしたが・?、
通行券を見ると発行元が○○産業株式会社とあった。
一足早い民営化・・?などと勘ぐったが高速道路でもなく、私有地に道路を造って有料化しているのである、これって法律的にはどうなの・・?、
走行中、自身の車以外は全く見当たらず、やはり疑問符がついた・・!。
ロードパークを終えて、舗装された立派な道があったので山麓沿いに北へ向かった。
久住高原の堂々たる平原が、相変わらず穏やかに波打っている。
此方は久住町である。
九重山系、久住高原を挟んで北西の地に「九重町・ここのえちょう」と東南方向に「久住町・くじゅうちょう」が存在するのも、又々意味ありげで面白い。
看板によると「大野川上流広域農道」とあり、大野川はその源をすぐ左に聳える大船山、黒岳の山塊が大水源地帯となって麓の竹田市に集合している。
その竹田盆地は豊富な地下水に恵まれており、市内には六つの湧水が点在するという。
湧水河川は更に大野町の中流域から大分市の豊後平野を潤し、市東部の港湾に流れ出る豊後・大分の最大の河川である。
次回も「久住高原」
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